キリン ハートランドビール

キリン ハートランドビールのさわやかさ

ビールは酒税法とメーカーの戦いです。少しでも税金を安くするためにメーカーが工夫して、麦芽の量を減らしビールの分類ではない発泡酒と呼ばれる分類のものを発売し、低価格ということで人気を博しました。

 

こく、苦みが少ないなどビール通には不評でしたが、女性にはおおむね好評でその飲みやすさと何と言っても安いという点が受けて、シェアを伸ばしてきました。

 

しかし税収が少なくなったため、政府は酒税法を改定して、実質発泡酒の税金をあげました。
それにより価格を上げざるを得なくなり、発泡酒の低価格という魅力がなくなりました。

 

 

しかしメーカーはさらに知恵を出し、麦芽の代わりに大豆たんぱく、えんどうタンパクなどを使ったビール風のドリンクを開発しました。

 

これはビールでも発泡酒でもないので第3のビールと呼ばれています。分類からいえば「その他の醸造酒(発泡性)@」に分類されるものです。

 

しかしこれは麦芽を使わないので味としてはビールとは言い難いようなもので、安さだけが売りのものです。

 

 

そこでメーカーはさらに隙間をついて、税金が少なくて済みさらに麦芽も入っているようなものを開発しました。

 

これは発泡酒に大麦スピリッツ(蒸留酒)を混ぜたものです。分類としては「リキュール(発泡性)@」になります。今はこれが主流になっています。

 

この流れからいって、ビールにはいかに麦芽が必要かということがわかります。香り、苦み、コク、切れ味とやはりビールはビールということです。

 

ビールにも麦芽以外の米などの成分が入ったものと麦芽100%のものがあります。麦芽100%の代表的なものはモルツとエビスです。

 

どちらも好きですが、さらにおしゃれなのがキリンのハートランドです。

 

 

特定のレストランでのみ出されていて、その後10数年前までは普通にスーパーでみ売られていましたが、今では見かけません。
現在は缶は発売中止になっていますが、ビンはネット通販などで購入できます。

 

アロマホップ100%と麦芽100%に加えて、ビンのデザインが画期的です。全体がグリーンで正面にラベルが貼ってありません。

 

ビン自体にエンボスで大きな樹木が描かれています。
これは当時ニューヨーク在住のクリエイター、レイ吉村氏によるもので、部屋に飾ればそのままおしゃれなオブジェとしても使えるようなものです。

 

味、香り、ボトルと全てにおしゃれなこのビール、発売中止にならないことを祈ります。